シルバー925ジュエリーのお手入れ方法 前編|石付きアイテムのケアも解説

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シルバー925ジュエリーはお手入れ次第で長く美しく使える!

「お気に入りのシルバー925のリングやネックレス、最近くすんできた気がする…」
「石付きのジュエリーって、どうやってお手入れすればいいの?」

そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?

シルバー925は、適切なお手入れと保管方法を守れば、美しい輝きを長く保つことができます。
また、石付きジュエリーの場合は、石の種類によってケアの方法を変えることが大切です。

この記事では、シルバー925ジュエリーの日常のお手入れ・正しい保存方法・変色したときの対処法について詳しく解説します。
さらに、パール・オニキス・ダイヤモンドなどの石付きジュエリーのケア方法もご紹介!

シルバー925が変色する原因とは?

硫化(りゅうか)

シルバーは空気中の硫黄成分(硫化水素)と反応しやすく、黒っぽい変色を引き起こします。

特に以下の状況で硫化が進みやすいため注意!

  • ✔ 温泉に入ったとき(硫黄成分を含むため)
  • ✔ 汗をかいた後にそのまま放置したとき
  • ✔ 汚れた空気や湿気の多い場所に長時間置いたとき

酸化(さんか)

シルバーは酸素に触れることで徐々にくすんでしまうことがあります。
硫化に比べると変色の進行は遅いですが、定期的なお手入れが必要です。

汚れや化粧品・水分の付着

汗・皮脂・香水・石鹸などがシルバーの表面についたままになると、変色を早めることに…。
特に、クリームや化粧品は金属の変色を促進する成分が含まれていることがあるため、注意が必要です。

日常的にできるシルバー925の正しいお手入れ

① 使用後は柔らかい布で拭く

使用後は、皮脂や汗、化粧品などが付着しているため、そのままにせず拭き取るのがベスト!
メガネクロスやシルバークロスを使ってやさしく拭くと、輝きをキープできます。

② 水分・化粧品を避ける

  • 入浴・洗顔・食器洗いの前には必ずジュエリーを外す
  • 香水・ヘアスプレー・ハンドクリームはジュエリーをつける前に使用し、乾いてから装着する

③ 長期間使わないときは保管方法に注意

  • ✔ シルバーは空気に触れると酸化・硫化が進むため、密閉袋(ジップロックなど)に入れて保管するのがおすすめ!
  • ✔ 他の金属と一緒にすることも変色の原因になるため、保管は購入時の箱に保管しておくことも効果的です。

④特に汚れが気になったら中性洗剤で洗いましょう

特に汗をかいた日は、肌に触れていた部分に汚れが付着しやすいため、その日のうちにお手入れをすることをおすすめします。中性洗剤を使い40℃程度のぬるま湯で優しく洗うだけで、かなりの汚れを落とすことができます。

ただし、繊細な表面に傷がつく原因となりますので洗浄の際は力を入れて擦らないよう注意してください。
洗い終わったら、水でしっかりとすすぎ、柔らかい布で水気を取り、風通しの良い場所で自然乾燥させてくださいね!

石がついている部分や細かい溝などは、古い歯ブラシなどの柔らかいブラシを使うと隅々まで汚れを落とせます。

シルバー925の変色を防ぐには?

シルバーの輝きを長持ちさせるために便利なのが、変色防止グッズです。
シルバー925の変色を防ぐ商品をご紹介します。

① シルバー変色防止シート(ターニッシュ防止シート)

シルバージュエリーと一緒に収納することで、空気中の硫黄成分を吸収して変色を防ぐシートです。
いろいろなメーカーから発売されていて、大きさもジュエリーサイズの小さいものや大きなシートまでさまざまです。

基本的には安全性の保証されており、シルバー以外の金属にも効果的。
メーカーによって違いますが、効果は約6ヶ月から1年ほど続きます。

② ジュエリープロテクト (液体タイプの変色防止材)

シルバーアクセサリーや金属アクセサリー等の変色をコーティングによって防止する液体タイプです。
ネイルの様に塗るタイプや、液体に浸しておくタイプなどがあります。
商品によって成分に違いはありますが、有害物質を含むものではなく安全性も高いです。皮膜をつくるので、金属アレルギーにも有効です。

注意点としては、あくませ薄い皮膜によって変色を防ぐため使用していくうちに摩擦などで効果はなくなります。
また、メーカーさんによって成分に違いがあるため、多孔質の石(パールやターコイズ、サンゴ、ラピスラズリ、マラカイトなど)や傷のある宝石には使えない場合があります。
必ず使用前に注意書きを読むようにしてくださいね。

③ジップ付き変色防止袋

特殊な加工が施されたシルバー専用ジップタイプの袋です、密封保存して変色を防止します。
袋にジュエリーを入れて閉じるだけで、酸化や湿気から守ってくれるのと、持ち運びもできるので旅行にもおすすめです。

シルバー925が変色したときの対処法(自宅でできるケア)

日頃からお手入れや保管に気をつけていても、シルバーは空気中の硫黄成分や汗・皮脂に反応して、徐々に黒ずんでしまいます。そんな時のケア方法をご紹介します。

① シルバー専用クロスで磨く(おすすめ!)

軽いくすみなら、シルバークロス(研磨剤入りの布)で磨くだけでOK
黒ずみがひどくなると研磨クロスでも綺麗になりにくいので、こまめにケアするのがポイントです。

とはいえ、わざわざクロスを買うのはちょっと面倒くさいですよね。。
SAFONでは全てのシルバーのアイテムには磨きクロスを付属していますので、気になったタイミングですぐにお手入れができます。

ただし、ロジウムコーティングのアイテムにはクロスはおつけしていません。
基本的には変色しにくいのと、コーティングが剥がれてしまうためです。ロジウムをかけているかどうかは商品ページでも確認できますので、迷ったらONLINESHOPの商品ページでご確認くださいね。

そもそもロジウムコーティングって何?という方のために、こちらの記事でロジウムコーティングについてご紹介していますので是非ご覧ください!

② シルバークリーナー液を使う

シルバー専用のクリーナー液につけると、黒ずみを簡単に落とせます。
ただし、石付きジュエリーにはダメージを与えることがありますので、必ず確認するようにしてください。
もちろん多孔質の石に使えるクリーナーもあります。
クリーナーの種類やお手入については次回の記事で詳しく説明したいと思います。

③重曹+アルミホイルを使ったシルバー925のお手入れ方法

アルミホイルと重曹を使って黒ずみをとる方法です。私もよくこの方法でお手入れしていますが、かなり変色がすすんだシルバーもこの方法でピカピカになります。ネックレスなど、クロスで磨きにくいアイテムにおすすめです。

①容器にアルミホイルを敷き、ジュエリーをのせる
②熱湯と重曹大さじ1-2を加えて約5分放置
③取り出して柔らかい布で拭く

この方法は石付きのジュエリーやパールのジュエリーは不可です。
また、ジュエリー専用の接着剤は熱と水分に弱いので、接着留めのジュエリーにもおすすめしません。
K18コーティングのアイテムの場合、コーティングが薄くなることがあるのでこちらもあまりおすすめしません。

アルミホイル+重曹でお手入れ中。おすすめしません、といいつつ私は石付きも洗浄しちゃってます、、、、

石付きジュエリーのケア方法(石の種類別)

どうお手入れしたらいいか迷うのが石付きのジュエリー。一言で天然石といっても石によって強さや性質はことなります。
そこでよく使われる石の種類の特徴とケアの注意点をご紹介します。

✔ 強い石 – ダイヤモンド・サファイア・ルビーなど
硬度が高く傷つきにくいため、日常使いや中性洗剤でのお手入れも可能。ただし強い衝撃には注意。

✔注意が必要な石 – エメラルド、ペリドット、タンザナイトなど
内部に細かなヒビ(インクルージョン)が多く、衝撃や熱に弱い性質があります。超音波洗浄や熱湯、洗剤の使用は避け、やさしく布拭きを。

✔ 気をつければ大丈夫な石 -トパーズ、アメシスト、シトリン、ガーネット、めのう等
比較的丈夫ですが、強い衝撃や急激な温度変化は避けましょう。日常的な着用や簡単なお手入れで美しさを保てます。

✔ 多孔質・脆い石 – 真珠、オパール、ターコイズ、珊瑚など
小さな穴が多く、水や汗、油分、化学薬品が浸透しやすいため変色や劣化の原因になります。水濡れや薬品、化粧品を避け、使用後は柔らかい布でやさしく拭いてください。

まとめ|正しいお手入れで、シルバー925の輝きを長く保とう!

  • ✔ シルバー925の変色は「硫化・酸化・汚れの付着」が原因
  • ✔ 日常的に柔らかい布で拭く&水分や化粧品を避ける
  • ✔ 石付きジュエリーは、石の種類ごとに適切なケアをすることが大切!

SAFONではお手入れしながら長く愛用できるように、シルバー925を使いジュエリーを製作しています。
大切なジュエリー、ぜひ正しい方法でケアして、美しい輝きを長く楽しんでください!

次回の記事ではクリーナーについて、種類や使い方などご紹介したいと思います!

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